みほちゃんがいつものようにベットからおき上がりました。
今日はなぜか心がウキウキします。
何かいいことありそうだなぁと思っていると。。。。。
「コッコッコツ、みほちゃん、みほちゃん」とよぶ声が聞こえました。
みほちゃんがまどを開けるとそこには22羽の白鳥たちがいました。
白鳥たちが「みほちゃん、今からあそびに行こうよ。」
「どこがいいかな?」
「う〜ん、そうだなぁ。東京タワーに行って見る?それともふじ山にのぼってみる?大さかじょうも大きいよ。ぼくたちの川西小学校にもつれて行ってあげたいなぁ。」と話しかけました。
みほちゃんは、「どうしようかな?だって私、ぜんぶ行きたいの。」と言いました。
さあ、大へん、白鳥たちはそうだんすることにしました。
「どうする、どうする?????」
「ぜんぶ行くんやったら、あんないやくはきめたほうがいいなあ」
「そらそうやな」
「ほんならはんごとにあんないやくきめて、同じとこになったらジャンケンしよう。」
「そうやそうや、そうしよう」
「クワクワクワ、ギャギャギャ、クワッ、クワッ、クワッ、みんな決ったぞ〜〜〜」
「1ぱんは、大さかじょう、2はんは、ふじ山、3ぱんは、川西小学校、4はんは、みほちゃんのおうち5はんは、東京タワーにきまりだね。」
「さあ、ぼくたちの上にのってね。だいじょうぶ、おとさないから。」
雲みたいな白鳥の船ができました。
「じゅんびかんりょう、出ぱつだ!」
「まず、東京タワーに行こう!」
「東京タワーってすごく高いんだよ。」
「ぼくたちは、100キロぐらいのはやさでとぶから2時間ぐらいでつくと思うよ。ついたらまず東京タワーのてっぺんであそぼうよ。」
と中、空の上からたくさんの人が見えました。
みほちゃんが、「ありみたいやね」と言いました。
そうすると白鳥たちが、「ぼくたちも下におりたらありみたいに見えるかな」と言いました。
そうこうしているとあっという間に東京タワーにつきました。
みほちゃんと白鳥たちは東京タワーの上で、「ポカポカ」のリズムにのっておどりました。
みんなとっても楽しそうです。
「さぁ、つぎは、ふじ山へ行こう!」
「ふじ山の一番上にのぼってみようよ。みほちゃん、おいかけっこする?」
空のたびは、つづきます。
そのときみほちゃんが小さな声で言いました。
「あのね、私、前からやってみたいことがあるの。」
「私、スケートしてみたい。でも、すべったことないんだけどね。」
白鳥たちが答えます。「それならあん心してふじ山のふもちにスケート場があるよ。いすをもって教えてもらうのがあるからだいじょうぶだよ。」
「そうだよそうだよ。ぼくたちみんなでみほちゃんをガードしてるから、5はんさん、みほちゃんをのっけてね。」
「わかった。じゃあ、みんなは、ガードしっかりね。」
「では、ふじ山とスケート場へしゅっぱ〜つ!」と白鳥たちは、大声でさけびました。
と中、いろんな町が見えました。
そのたびにみほちゃんは、「わ〜すごい。つぎは、どんな町かな。」とドキドキしていました。
あまりにもうれしくてみほちゃんは大はしゃぎ。
「もう、みほちゃん、はしゃぎすぎだよ。」みほちゃんは、「えへっ。」とちょろっとしたを出しました。
しばらくすると一羽の白鳥が「ちょっとつかれたよね。雲の上でお昼ねしようか」と言いました。
「わたしも雲の上でお昼ねしたいなぁ」とみほちゃんもさんせいしました。
そこでみほちゃんと白鳥たちは、雲の上でお昼ねをすることにしました。
雲の上でみんな気持ちよさそうにねています。
ふと、目をさますとそこはふじ山が見えました。
「すご〜〜い、なんて大きな山なの。」
「頭のてっぺんには雪があるのね。まるでぼうしをかぶっているみたい。」
ふじ山につきました。
みほちゃんをおろすと白鳥たちは、おなかから「グ〜グ〜グ〜」
「みほちゃん、ちょっとだけ休んでいい?おなかがペコペコなの。」と言いました。
そこで、みほちゃんにおいしいたまごかけごはんを作ってもらうことにしました。
白鳥たちは、たまごかけごはんを食べて元気いっぱいになりました。
「みほちゃん、スケート場はふじ山のふもとにあるよ。」
「ほら、見えてきたよ。」「さあ、早く行こうよ。」
スケート場につきました。スケート場の人に「子ども1まい、白鳥22まい」と
元気よく言いました。
するとかかりの人が「もうしわけありません。いすぞりは、いまはないんですよ。」と言いました。
「どうする、どうする・・・えらいこっちゃ。クワッ、クワッ、クワッ。。。」
「そうだ!ぼくたちがいすぞりになればいいんだよ。」
「みんな、用いして…」あっという間に白鳥たちはふかふかのいすぞりへんしん。
みほちゃんもこおりの上をスイスイすべれて大まんぞくです。
もっとすべっていたいけど…まだ空のぼうけんがまってるからね。
「さあ、今どは、おおさかじょうにむかって出ぱつしん行!」
おおさかじょうまでの空の上では、白鳥たちが作った歌をうたいました。
「ぼくたちは、白鳥、白鳥、白鳥〜みほちゃんのせておおさかじょうへ一ちょく線」
「大さかじょうにもうすぐつくよ。」とある白鳥が言いました。
「大さかじょうにはおみやげもいっぱい売ってあるよ。ぼくが、みほちゃんに何か買ってあげるよ。でも高いものはだめだよ。」と話しかけました。
目の前に大さかじょうが見えました。
大さかじょうのやねのてっぺんで一休みすることにしました。
海も見えました。そして100かいぐらいあるたてものもたくさん見えました。
みほちゃんはとってもうれしそうな顔をしています。
さあ、そろそろ行かないと…
「つぎは、川西小学校へあんないしてあげよう。」
「え!いいの?」とみほちゃんが言いました。
「もちろんだよ。」白鳥たちがみんなで声を合わせていいました。
「川西小学校へむけて、レッツ ゴー!」
おおさかじょうから川西小学校へは、あっという間につきました。
川西小学校につくと玉しま先生と高さかさんがいました。
みほちゃんは、なぜしおちゃんはいないんだろう?と思っていると・・・
しおちゃんは何とビーポップのみんなとごちそうの用いをしていました。
みほちゃんは、なんのごちそうかしら?と思って下りていきました。
するとつくえの上におすしがならんでいました。
みほちゃんは、みんなとおすしをいっぱい食べました。
せっかくなので、川西小学校のD51のきかん車の上でひなたぼっこもしました。
そのとなりのプールにも白鳥たちといっしょにはいってあそびました。
楽しい時間はあっというまにすぎてしまいました。
気がつくと、空には、夕やけが見えました。
「きれいだね。」「ほんとうやな」
「でも、そろそろみほちゃんをおくっていかないとね。」
「そうやなぁ。」「かぜひいたらあかんもんなぁ」
じゃあ、みほちゃんもう一どぼくたちの上にのってね。
「せいの〜で」
そして、白鳥たちは、みほちゃんをおうちまでおくっていきました。
「バイバイ!」「また、あそぼうね」
白鳥たちは、みほちゃんをおうちにおくりとどけると元気に自分たちのおうちに
帰っていきました。